ベルリンPhotoautomatクロニクル

ドイツ、ベルリンのドタバタ、サバイバル日記。

ベルリン生活:突然のインド訛りの英語の電話「AppleはMicrosoftの商品です!」に「へ?」。(詐欺の電話の話)

日本や海外、またはドイツで暮らしている方、ルームシェアをしている方、おうちに固定電話を持っているという比率がどれくらいあるでしょうか?

 

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私は日本に住んでいた時も固定電話*1は家にはなくて、すっかり固定電話という概念すら忘れていました。

 

ベルリンに来ても最初の頃のWG*2は固定電話がなくかったのですが、そのあと、いくつかWGを渡り歩いて、ドイツ人の家を間借りすると結構な確率で固定電話があり、旦那はんと暮らしている家にはびっくりですが固定電話があります。

そして、案の定、ドイツでも携帯電話が最もはや主流となっており、住所登録や銀行への届け出は携帯電話で済むので、固定電話の番号はごく限られた人のみ知っているので、電話が掛かってくることは物凄く稀です。

 

電話を掛けてくる人、それは旦那はんのお母さんのみ。

それも週1回か2回くらい、朝と夜の旦那はんがいそうな時間帯朝のみです。

そして極たまーにですが、お母さん、昼間に電話をしてくることもあるのです。

(基本、ありがちな、超思いつきの人)。

その用事は物凄く深刻な場合があるし、大したこともないこともあり、その深刻な場合も大抵、お母さんの思い込みで「大したことがない」に入ることが90%ですが。

 

ところで昨日、珍しく午後の時間帯に電話が掛かって来ました。

めずらしいので、急いで電話に出ると、電話がものすげー遠くて全然聞こえませんでした。

 

⬛︎ハロー、Microsoftです

 

「あー、ハロー、お母さん?」

 

xxxxxxxxxx!xxxxxxxxxxxxxxx

 

は?電話がめちゃめちゃ遠くて全然聞こえません。

 

「ハロー?ハロー?全然聞こえないんですけど?」

 

どうも、Microsoftから電話を掛けています。

 

何故か英語、しかも電話が遠いってめっちゃんこ怪しいんですけど。

 

「ああ、どうも。ところでマイクロソフトさんがなんでうちなんかに御用があるんでしょうか?」

 

相変わらず電話がめっちゃ遠いけど、向こうもそれなりに超大声で話しています。っていうか怒鳴り声、でも声が遠くて全然聞こえない。

 

「はい、私、Microsoftから電話掛けているんですが、オタクのコンピューターが犯罪に巻き込まれているという情報がありました。すぐにコンピューターの前に行ってください!」

 

うわー、めっちゃ怪しい。これ詐欺じゃん。しかもインド訛りなんですけど。

「すみませんが、ドイツ語で話してもらえません?」

 

あ、無視された。

結構、失礼じゃん。

 

私は警察から連絡を受けて電話しているんですよ!早くあなたのコンピューターの前に行ってください。

 

ものすごい臨場感。

相手はなかなかドラマチックに演じています。

まるでドラマ24のクロエの男版みたいな感じです。

相手がドラマチックに演じてくれればくれるほど、こっちはどんどん冷静になってきます。

 

「いえいえ、どちらのMicrosoftさんからお電話かけていらっしゃるんですか?」

 

もうちょっと情報を得てみようといろいろ聞いてみます。

 

Microsoftアイルランドです!早くあなたのコンピューターの前に行ってください。

 

…と、Microsoftアイルランドから、ドイツに突然電話が掛かって来ました、しかもインド訛りで、しかもめっちゃ電話遠い…

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⬛︎「Appleの製品はMicrosoft社の製品です」

ところで我が家、全ての製品はマックなので、Microsoft一台もありません。言ってしまえば、私は日本で会社勤めしていた時に会社で使っていた以外はMac一辺倒なので、Microsoftの製品って今も昔も一度も持っていたことがないんですよね。

 

はー、Microsoftですか。

 

去年、アップルが数年ぶりにMicrosoftから首位を奪還されたとはいえ、ベルリンで街ゆく人々が手に持っているのはMacばっかりです。カフェでコンピューターを開いている人は9割方MacBookです。

今時、この手口は今時古くないですか?と思ったわけです。

とりあえず、こういえば相手が諦めてくれるかな?と思って

 

「えっとー、うちMicrosoft使ってませんけど?」

 

と言ってみましたが、すると相手はマニュアルでもあるのか、とんでもない事を言って来ました。

 

マッキントッシュですか?アップルはMicrosoftの製品ですよ。もうコンピューターの前にいますか?

 

あは、これは予想外の展開。え?アップルがMicrosoft製とか言っちゃうの?

 

「じゃあ、うちのマックの種類言ってもらえます?」

 

相手はぐにょグニョグニョと、Macの種類を挙げましたが、電話が遠くて聞こえません。

 

早く!急がないと危ない!警察から連絡が来たんですよ!。もうコンピューターの前にいますか?

 

と相変わらずの演技頑張ってます。

次にこう言ったら電話を切ってくれるかな、と思って

 

「いやいや、先に警察から我が家に連絡入れてもらえません?」

 

と伝えてみました。まあ、ここで相手の言う「警察」から電話が掛かって来てそれがドイツ語じゃなくて、またインド訛りの警察官と話が長引いても困るんですが。

 

早く!急がないと危ない!もうコンピューターの前にいますか?

 

と相手もまだ引き下がらないのがすごい根性です。

しつこい!

 

「分かりました。でも私は何もお手伝いできないんですよ…主人と話してもらえません?

 

ブチッ、ツーッツーッツーッツーッツーッツーッ。

 

あ、やっと切れた…「男」がキラーワードか。

インド訛りのMicrosoft社の社員fromアイルランドはやっと電話から私を解放してくれました。

 

 

⬛︎MicrosoftのHPを調べたところ「テクニカル サポート電話詐欺」

電話が切れたあと、早速、Googleでこの件について調べてみました。

するとgoogleの一番最初にでっかくこれが出て来ました。

「テクニカル サポート電話詐欺を避ける」

あ、やっぱり詐欺なのね。

Microsoft社のHPではこのような詐欺への警鐘を鳴らしています。

 

  • ユーザーを騙して、オンライン銀行のユーザー名やパスワードなどの機密データを取り込むことができる悪意のあるソフトウェアをインストールします。また、このソフトウェアを削除するための料金を請求する場合もあります。
  • コンピューターを遠隔操作し、設定を調整することで、コンピューターを脆弱な状態にします。
  • クレジットカード情報を要求し、電話サービス料金を課金します。
  • 詐欺の Web サイトに誘導し、クレジットカード、その他の個人情報、金融情報を入力させます。

 

まず、英語圏じゃないところから英語で電話がかかってくる、ということ自体おかしいですよね。第一、ここ、ドイツですしね…

 

www.microsoft.com

 

⬛︎もし詐欺の電話が掛かって来たら、注意点

もし、ちょっと怪しい電話が掛かって来たら、とにかく相手に情報を渡したり、コンピューターからお金を振り込んだり、ダウンロードをしないことです。

ちなみにMicrosoftではこのようなことを推奨しています。

 

  • 電話の相手が勧めるソフトウェアやサービスを購入しないでください。
  • 「サービス」に関連する料金や登録が実際に発生するか否かを確認します。発生する場合は、電話を切ります。
  • 既に使用している製品の合法的なサポート チームの担当者であることを確認できる場合を除き、第三者にはコンピューターのアクセス情報を提供しないでください。
  • 相手の情報をメモして、速やかに各国の機関に報告します。
  • マイクロソフト テクニカル サポートを名乗る相手には、クレジット カード情報や金融情報を提供しないでください。

 

ま、Microsoftからとりあえず電話が掛かってくるってことは絶対にない、って考えた方が良いですよね。

 

⬛︎電話が来た時考えていたこと

困ったことに、こんな詐欺の電話が来ても切りたいんだけど?と思っていてもなかなか切ることが出来ませんでした。

最初の超演技派インド人&英語(ここはドイツ)と「Microsoftテクニカルセンター」の時点で「あ、おかしい」と感じたのですが、「ひょっとしたら営業の電話かもしれないので、営業だったらすぐ切ってしまおう」と思っていました(ドイツはたまに契約している携帯電話会社から電話が掛かってくることがある、ただし携帯に)。

ところが、決定的な詐欺の電話だったので、「これを言ったら切ってくれるかな?」というワードをちょいちょい出すのですが、相手もスッポンのような食らいつきで返答してきます。噓も方便ってこういうことなんだな、とちょっと感心してしまいました。

電話していた時間は8分くらい。

「テクニカルセンターです、コンピューターの前に言ってください」

の時点で怪しいと思っていたので、とにかく「早く切ってくれ、早く切ってくれ」とだけ思っていました。

 

これを読んだ方、もしおうちのお電話にこんな電話が掛かってきたら、この話を思い出してご用心なさって下さいな。

 

 

とつげきドイツぐらし!

とつげきドイツぐらし!

 

 

 

*1:家電です

*2:ルームシェアのこと