ベルリンPhotoautomatクロニクル

ドイツ、ベルリンのドタバタ、サバイバル日記。

ベルリン生活:意外と多い!ベルリンの湿気。冬のカビには要注意、の巻

ベルリンの冬。

曇っていたり、小雨が降ったり、雪が降ったり、たまーに太陽が出ますが基本灰色。

秋になるとこんな感じの天気になるので、寒くなり始め、日照時間が短くなり始めると、ベルリナーは眉間にしわを寄せ、機嫌が悪くなり、咳をゴホゴホしだします(タバコ吸いすぎだろ…)

 

…ところでですね「ベルリンってヨーロッパだから乾燥してるんじゃない?」ってよく聞かれるんですけれど、ベルリンの冬は「湿っぽくて寒くて強風」。ただでさえ寒いのに、風が強いのでさらに体感温度は低く感じます。

一方、部屋の中は暖房がセントラルヒーティングになっていて、電源を入れれば瞬く間に部屋が暖かくなります。

そんなベルリン、冬によく問題になるのは「カビ」。

ベルリンの家って意外とカビが発生しやすいんです。意外なものがいつの間にかカビにやられてしまい、ダメになってしまうんです。

…というわけで、今日はカビの話。

 

 

⬛︎意外と多い、ベルリンの湿気

ベルリンのアルトバウとリノベーション

最初の方にも書いたのですが、ベルリンは意外と冬が雨だったり雪だったりが多いです。ドイツ人の彼のお母さんがいつも「ああ、もう暗くて寒くて湿っていて、この天気が本当にダメ」と文句言っています(基本お母さんは何にでも文句をつける習性があるんですけど)。

ベルリンは第二次世界大戦中、空襲に遭い、瓦礫の山になってしまったのですが(その瓦礫で作られた人工的な山、Teufelsbergについてはまた、別の機会に)、それでも古い建物は結構残っていて、戦前に建てられたアパートは「アルトバウ(そのまま古い建築)」と呼ばれています。

アルトバウは昔ながらの木枠のガラス窓が2重になっているんですけれど、この窓、割れていることも多いですが、木枠の隙間からめちゃ風が吹き込んで来ます。

なんで、近年はこういったアルトバウもアルミサッシの近代的な2重窓にリノベーションされて、密閉率がグッと上がって暖房の効率もよくなったわけです。

 

リノベーション後の悪い点

このアルトバウのアルミサッシへのリノベーションによってベルリンの住宅事情にある深刻な問題を生み出しました。

密閉性が上がった故に、部屋の湿気が逃げる場所がなく、部屋の至るところにカビが発生してしまう…というものです。

ベルリンとカビ、どうも結びつかないかもしれませんけれど、基本家が寒いので「換気」ということを忘れがちになってしまうんですよねー。

なんで、どんなに寒くても、1日2回、窓をガーッと開けて、空気を入れ替えて、湿気の溜まる場所にサーキュレーションしてあげないといけないんです。

このカビ、最初は本当に黒い点がついて気付かないくらいですが、その後、数日間で全体に広がったり…ベッドの下がカビだらけになったり、常にケアしないとど偉いことになります。

 

⬛︎カビを放っておくと絶対よくない!

カビと健康被害

ところでカビってなんにでも生えるんです。

埃が溜まっていたらその埃に湿気がつき、カビ菌がつき、部屋中に広がります。

肺に入ってしまうと深刻な健康被害を起こします。また副鼻腔炎や外耳炎なども起こります。

かという私もベルリンに来て最初、「この部屋の換気、気をつけてねー。カビが突然発生して前の人、肺やられてたからー」という曰く付きの部屋で、その年は降水量が本当にすごくて部屋が一瞬にしてカビだらけになった上、副鼻腔炎、外耳炎、持病の喘息の悪化など一通りすべての結構被害に遭いました。

 

小さなカビを見逃さない

カビを見つけたら、すぐに漂白剤で拭き取ってしまうのが一番です。でも一箇所にカビが生えたということは他にもカビが潜んでいるので、換気に気をつけて、次のカビが生えてきた時にすぐにまた掃除するように目を光らせていることが大切です。

ところで。

すでに緑や青いカビやら黒いカビが広がって、パウダー状になっている場合は要注意でございます。これ、カビのベイビーちゃんという「胞子」を含んでいるので、これを叩いたり、掃除機なんかで吸い取ってしまえば、部屋中にカビを培養したのと同じです。

こんなカビを見つけたら、外に行って叩いたり、水分を含んだキッチンペイパーなどで拭き取ったりすることが大切です。服にもカビが付着しているので、すぐ洗うことを忘れずに。

 

⬛︎カビが生えてしまったら?対処法

小規模のカビ、漂白剤がオススメ

そんなわけで、ベルリンに来てからカビ被害でだいぶエライ目に遭った私ですが、「点」みたいなカビにはササッと漂白剤で拭き取ってしまうことがオススメです。その際、ゴム手をして、スプレー状の漂白剤などを添付し、しばらくパックしてあげるとキレイに落ちます。そのあと、漂白剤を含んだ水で絞った布で全体を軽く吹いてあげるとよいです。

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ただ、この漂白剤、結構臭いのでこれが苦手な人は以下の方法をオススメします。

 

自然の漂白剤:お酢重曹

意外や意外、お酢の殺菌作用はこんなところにも役立ちました。

ある日、数日旅行から戻った際、壁に大きなカビを発見してしまいました。漂白剤を買いに行くには時間が遅すぎたので、家にあったお酢でキッチンペーパーを濡らして全体的に胞子を取り除き、シミの部分には水に溶かした重曹を染み込ませたキッチンペーパーを軽く絞って、壁に貼り付け、その上からお酢をスプレーして3時間くらい放置。すっかり壁は真っ白に戻っていたし、その後もカビが生えてくるのが漂白剤より遅かったように感じました。

値段も安いし、漂白剤のニオイよりかは健康に良さそうだし、酸っぱいけどまあ良いかな、という感じです。

ちなみにドイツの「お酢入り洗剤」というのはイマイチ効き目がないので、ピュアなお酢がオススメです。

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壁を塗り替える

あまりに壁を中心にカビが頻繁に生えてくるようだったら、もうカビ対応のペンキで部屋を塗ってしまいましょう。

ちなみにカビはドイツ語でSchimmel といいます。Bauhaus(という日曜大工の店)に行けばペンキの種類もたくさん取り揃えてます。そしてこのカビ対応のペンキ、たくさんあるのはそれだけカビの被害が多い、ということを物語っています。

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洋服やバッグなどを風と太陽に当たらせる

上のお酢もそうですが、自然のちからを利用したカビキラーの威力は半端ないです。

カビが生えた部屋に置いておいた服などは必ず風に当たらせて胞子を落としてしまいましょう。1日も外にぶら下げておけば、だいぶ良い状態に戻ります。そしてなんといっても太陽の紫外線による日光消毒ほど強烈にカビをやっつけてくれるものはないので、こちらも忘れずに!