ベルリンPhotoautomatクロニクル

ドイツ、ベルリンのドタバタ、サバイバル日記。

ベルリン生活:「2018年に買ってよかったもの」野外テクノパーティーNation of Gondwanaのチケット

今週のお題「2018年に買ってよかったもの」

…ということで。

 

今年のベルリンの夏はめちゃ暑かったです。

クーラーもないのに毎日35度以上にもなり、しかもなかなか涼しくならなかったのですが、やっと秋っぽくなったと思ったらそれは一瞬で、一気に紅葉して冬に突入しちゃいました。

今年の夏はとにかくフェスにたくさん行きました。

仕事で行ったり、遊びで行ったり、毎週なんかしら泥んこになっていましたよ。

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野外フェス(っていうかパーティーですね)があると、ベルリンからクラブっ子がごっそりいなくなるんじゃないか、っていう感じ。ご近所さんも、友達もたくさんパーティーで出会うので、多分「あれ、街ごとここに移ってきた?」っていう錯覚が起こります。

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⬛︎Fusion festival:4日間のホリデーコミュニズム

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野外フェスティバルのシーズンの幕開け、6月に開催される一番大きいイベントといえばドイツのバーニングマン、「Fusion festival」ではないでしょうか。Fusionは元空港だった場所を主催者が買い取り、広大な敷地で開催されるモンスターフェスティバルです。会場には20以上のステージがあり、歩いて回るのは結構大変です。

ドイツ北東部のメクレンブルク フォアポメルン州レルツの元飛行場が開催地です。

ここ(フェスティバル会場)は架空の国…で、ここに入場するには「大使館」と通過しなければいけません。中は完全なアナーキズム。そしてこの国では改造車がナンバーなしでバンバン走って、信号もなし。ところどころに存在する「公衆電話」が鳴ったら、それを取らなければいけません(全然知らない人と話さなければいけない)。

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会場のネット回線は完全に遮断され、携帯を使うことが出来ません。会場内で食べられるものはヴィーガン食オンリー。そして、会場内にはスーパーマーケットが存在している充実ぶり。

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ドイツ全土からだけではなく、世界中から有名なミュージシャンやDJがやって来てプレイされる音楽は圧巻。とにかく、Fusionを楽しむためにだけこの週末が存在するのです。

…ちなみに私は仕事で行って、会場で出回っている釣り銭を触って手全部と目と顔と耳が感染症になりました(ユーロ札はほとんど丸まっていて人の鼻の粘膜がくっついている…)

 

⬛︎買ってよかった!Nation of Gondwanaのチケット

6月のFusionがあまりに過酷だったので「もうキャンプは嫌」と思っていました。

ところが7月にはもう一つ大きなイベント、Nation of Gondwanaが待っているのです。

このパーティー、80年代から90年代にかけて世界中に大旋風を起こしたテクノパーティーラブパレード」が終焉を迎えてその代わりとして誕生したものです。

7月の第3週に開催された Nation of Gondwanaのパーティーですが、彼氏ののび太君が「行けるかどうか寸前まで分かんない」とドラマクィーンだったので、結局、チケットを買うのが出発の1日前になりました。

ベルリンのいくつかのバーでこっそりとチケットを購入することができます。お値段128ユーロ(2018年)。私たちは猛烈に疲れていて、破れかぶれ状態で最初に家の近所に行ったら、なんと売れ切れ。その場でバーテンダーの女の子が別の店に電話してくれて「2枚確保」してくれて、急いでそっちに向かうと「これと最後2枚しか残っていない。これで今年は終わり」と言われて慌てて友人の分も予約しました。

 

Nationは規模としてはFusion よりも小さいのですが、とにかく集まってくる人も温厚で年齢層も幅広い。もちろん、ベルリンから一流のDJが集まってきます。Fusionの超底抜けにキッチュな世界も面白いのですが、私はNationの方が集まってくる人ももっと大人で成熟しているから好きです。もう何十年もパーティーしているんだろうな、っていうおじいちゃんおばあちゃん、おじちゃんおばちゃんもたくさんいるのがいい。

 

相変わらず砂埃はひどいんですけれど、チケットの数を制限して売っているから人数と会場の手狭感がちょうどいい感じです。

Fusionだと自転車で移動しないとキャンプ場から会場までの移動に20〜30分は余裕でかかってしまうし、ご飯を買うにも相当待たなければいけないのが難点だし、あの砂ホコリ、ハードな仕事と(お金以外何も触っていないのに)感染症でボロボロになった1週間を考えると、Nationに来て楽しい時間を過ごせて本当に幸せになれました。Nationがなかったら救われなかったかも。

 

Nationは3日間開催されます。

 

Nation of Gondwana – OpenAir am Waldsee | 20. – 22. Juli 2018 | Grünefeld bei Berlin

 

ドイツの野外フェス・パーティーに関しては、「近くに湖または川がある」っていうのが結構前提みたいで、ちょっと踊り疲れたりチルアウトしたいときは湖に行って泳いだりできるようになっています。

ちなみにシャワー代わりにここで水浴び、というツワモノも多いです(石鹸などはもちろん使えません)。

 

しかし、いい歳して、キャンプしてパーティーしてなにをやっているんだろう?という疑問も持ちますが、まあいいじゃないですか。

Nationのチケット、買ってよかった、っていうよりかは買えてよかった、っていうことですね。

そして、Nation of Gondwanaがなかったら、Fusionの苦労と苦難が私、報われなかったかも。